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こんにちは!パーソナルトレーナーの上岡です。僕は自立型の指導を心がけており、お客様が内容を理解して、自分自身の力で考えられるよう、心がけて指導しています。
筋トレを始める前に知っておくべき基本知識
筋トレを始めるとき、多くの人が「とりあえずやってみよう!」という気持ちでスタートします。僕も同じでした。間違った知識で高校1年生の時160kgのデッドリフトを引いて、二回目でぎっくり腰になり、ヘルニアにもなりました。何となくトレーニングを始めても、思うように成果が出ず、挫折してしまうケースが少なくありません。だからこそ、筋トレの基本知識をしっかり理解しておくことが重要です。筋トレは単なる反復運動ではなく、「なぜこのトレーニングを行うのか」「どのように体が変化するのか」を理解することで、より効率的に成果を出すことができます。
ここでは、筋トレ初心者が押さえておきたい基本知識として、「筋トレの目的を明確にする重要性」と「筋肉が成長する仕組み(超回復の原理)」について解説します。
筋トレの目的を明確にする重要性

筋トレを成功させるための第一歩は、「目的を明確にすること」です!目的が曖昧なままトレーニングを続けても、モチベーションが維持できず、効果的なメニューを組むことも難しくなります。目的のために必要な知識を選んでいく力を養うことで、失敗のリスクを少しでも減らせます。
あなたはなぜ筋トレを始めようと思いましたか?
- 体脂肪を減らして引き締まった体を手に入れたい
- 筋肉を大きくしてたくましい体を作りたい
- 健康維持や姿勢改善、腰痛予防のために取り組みたい
このように目的は人それぞれですが、目的が明確であればあるほど、適切なトレーニング内容や食事管理が決めやすくなります。
また、目標を数値化することも効果的です。たとえば、「3か月で体脂肪率を5%減らす」「ベンチプレスの重量を20kgアップさせる」など、具体的なゴールがあれば、達成感を得やすくなり、継続するモチベーションも高まります。筋トレは試行錯誤です。同じ事やっても人それぞれ結果の出方が違います。
筋肉が成長する仕組みとは?(超回復の原理)
筋トレで筋肉を成長させるためには、「超回復(Supercompensation)」という仕組みを理解することが重要です。超回復とは、筋肉がトレーニングによって一時的にダメージを受け、その後の休息と栄養補給によって、元の状態よりも強く回復する現象のことです。
筋肉が成長する流れは以下の通りです。
-
負荷をかける(筋繊維の損傷)
トレーニングによって筋肉に負荷を与えると、筋繊維が微細な損傷を受けます。これが「筋肉痛」として感じられることもあります。 -
回復期(超回復)
トレーニング後、適切な休息と栄養摂取を行うことで、筋肉は損傷した部分を修復し、以前よりも強く太く成長します。この回復過程が「超回復」です。 -
再びトレーニング(継続的な刺激)
超回復が完了したタイミングで再びトレーニングを行うことで、さらに筋力や筋量が向上します。このサイクルを繰り返すことで、筋肉は徐々に成長していきます。
ポイントは、適切なタイミングでトレーニングと休息を繰り返すこと。
休息が足りないと超回復が不十分になり、逆にオーバートレーニングでパフォーマンスが低下します。一般的には、同じ部位を鍛える場合は48〜72時間の休息が目安です。
超回復のたとえを簡単に説明します。まず、あなたは100人の会場でイベントをやり、1000人のお客様が来ました。その場合、次は100人以上、なんなら1000人の会場を抑えますよね?筋肥大も同じです。
自分に合ったトレーニングプランの立て方
何のためにやってるからわからない効果に即効性がないものに関して続けることは難しいですが、単に「頑張る」だけでなく、「なぜこのトレーニングをするのか」という目的を明確にし、「筋肉が成長する仕組み」を理解することが重要です。この基本知識を押さえることで、自分の成長を客観的に捉え、継続するモチベーションを維持することができます。
次のステップでは、具体的なトレーニングプランの立て方について解説していきます!
目標設定から逆算するトレーニングメニューの作り方
トレーニングプランを立てる際の最初のステップは、明確な目標設定です。この目標が、トレーニング内容や強度や頻度、食事管理の方向性を決める基準になります。
1. 目標を具体化する
- 「痩せたい」 → 何kg減らしたいのか?体脂肪率を何%にしたいのか?どこが気になる部位なのか。
- 「筋肉をつけたい」 → どの部位を重点的に鍛えたいのか?何kgの重量を目指すのか?どのくらい筋肉つけたいのか、目指すからだの画像はあるか。
- 「健康維持」 → どんな体力や柔軟性を目指すのか?何か困っている動きがある?腰や関節の痛み改善したい?
具体的な数値目標(例:3か月で体脂肪率-5%、ベンチプレス+20kgなど)を設定することで、進捗を客観的に評価しやすくなります。
2. 目標達成に必要な要素を分解する
目標を達成するために必要な要素を「筋力トレーニング」「有酸素運動」「食事管理」などに分解します。
- 筋肉を増やす場合:高負荷低回数(8〜12回)の筋トレが効果的。負荷や強度に重点をおきましょう。
- ダイエットの場合:有酸素運動と筋トレの組み合わせ+カロリーコントロール。筋肉増やすトレーニング内容と同じでもokです。
- 健康維持の場合:全身をバランスよく鍛えるメニューが重要、特に可動域の広く低負荷のものがお勧めです。負荷ではなく、苦手な動作や可動域に重点をおきましょう。
3. 週単位でのスケジュールを作成する
目標から逆算して、週単位でトレーニングメニューを作成します。
例)「3か月で5kgの筋肉をつける」場合
- 週4回の筋トレ(上半身・下半身の分割法)
- 1回あたり60〜90分のトレーニング
- 食事は1日3食+プロテイン補給でタンパク質量を確保
重要なのは、計画に柔軟性を持たせることです。体調や生活環境に合わせて微調整できる余裕を作っておきましょう。
無理のないスケジュールで継続力を高めるコツ
無理のないスケジュールを組むコツは、「少し物足りない」ペースで継続することです。短時間でも毎日続けられる習慣化が大切。週2〜3回の軽いトレーニングや、1日10分のメニューで「やる気に頼らない仕組み」を作ることが継続力アップの秘訣です。
1. 初めから完璧を目指さない
初心者が最初から週5回、毎日ハードなメニューを組むのはそうとうトレーニングモチベーション高くない限りお勧めできません。最初は週2〜3回、1回30分程度の短時間メニューから始める方が、習慣化しやすいです。慣れてきたら徐々にトレーニング量を増やしていけばOK。なんなら、毎週曜日固定で一回だけでも良いです。
2. 習慣化するための「トリガー」を作る
習慣化のコツは、「このタイミングで筋トレをする」と決めること。
- 朝起きたら5分のプランク
- 仕事終わりにジムへ直行
- お風呂の前にスクワット20回
日常生活のルーティンに組み込むことで、筋トレが“当たり前”の習慣になります。歯を磨く、風呂に入ると同じように運動できるようになります。無理だって思うかもしれないですが、欧米では医療費高いから、予防のための筋トレが習慣になっています。恐らく日本もそのようになります。
3. 目に見える成果を記録する
継続のモチベーションを維持するためには、進捗を記録することが効果的です。
- 体重・体脂肪率の変化を週1でチェック
- トレーニングの記録をメモ(使用重量・回数)
- ビフォーアフター写真で見た目の変化を確認
数字や見た目の変化が実感できると、達成感が得られて「もっと頑張ろう!」という気持ちになります。他人に宣言するのも一つの手です。人によってはプレッシャーになり、続かない人もいるので自分の性格を見極めましょう。
4. 失敗してもリセットしない
「今日はサボってしまった…」と感じる日があっても、気にしすぎないことが大切です。大事なのは、翌日に再開すること。
継続とは「毎日完璧にやること」ではなく、「続けることをやめないこと」です。失敗しても落ち込まず、気軽に再スタートしましょう。僕でもサボる事はあります。仕事から帰って家でゆっくりしていると、眠たくなりトレーニングモチベーション下がります。なので、僕は家に帰ったら直ぐトレーニングをしています!
成果を出すための「考える筋トレ」メソッド

筋トレで成果を出すためには、ただ重いものを持ち上げたり、回数をこなすだけでは不十分です。「考える筋トレ」こそが、効率的に体を変えるためのカギとなります。筋肉の動きや種目の意図を理解することで、同じトレーニングでも成果を何倍にも高めることができます。
1. 筋肉への「意識」を高める
トレーニング中、鍛えたい部位にしっかりと意識を向けることが重要です。これをマインド・マッスルコネクションと言います。いわゆる、マッスルコントロールで、胸ピクもその一例です。例えば、腕の筋トレでは「ダンベルを持ち上げる」ことが目的ではなく、「上腕二頭筋を収縮させる」ことが目的です。あくまでトレーニングは手段です。
- 意識するポイント:
- どの筋肉が動いているか?
- どの瞬間に力が入っているか?
- 正しいフォームで負荷が乗っているか?
意識を向けるだけで、筋肉への刺激が格段に強まり、成長速度もアップします。筋肉に触ってみるのも一つの手です。
2. 「質」の高い1回を積み重ねる
筋トレは回数ではなく、質が重要です。同じ10回でも、雑に行うのと丁寧にコントロールして行うのでは、効果に大きな差が生まれます。
- スロー&コントロールド: 動作をゆっくりコントロールすることで、筋肉への負荷が増加。
- 可動域を最大化: フルレンジで動かすことで、筋肉全体にバランスよく刺激を与える。
この「考える筋トレ」を実践することで、短期間でも目に見える成果を得ることができます。下げる時をスローで行うことで、筋肥大の効果がさらに高まります。まとめると筋肉を全力で収縮させ、重さに耐えながらゆっくり下ろすことで成長させたい筋肉にアプローチできます。
フォームを意識するだけで筋トレ効果が倍増する理由
筋トレの効果を最大化するために最も重要なのが「フォーム」です。正しいフォームで行うことで、同じ重量・同じ回数でも効果が倍増します。ダンベルや自体重の場合は重力に逆らう動きで負荷がかかるので、物理学やモーメントアームも意識する必要があります。
1. 正しいフォームは「効率的な刺激」を生む
正しいフォームは、ターゲットの筋肉に効率的に負荷をかけるための基本です。逆にフォームが崩れると、無駄な部分に力が分散して怪我のリストを高めてしまいます。しかも目的の筋肉に十分な刺激が入りません。
- 正しいフォームのメリット:
- ターゲットの筋肉にピンポイントで刺激が入る
- ケガのリスクを最小限に抑える
- 筋肉のバランスが整いやすい
たとえば、スクワットで膝が内側に入ってしまうと、太ももの外側ばかりに負荷がかかり、膝への負担も増加します。正しいフォームで行うことで、太もも、お尻、体幹といった全身の筋肉をバランスよく鍛えられます。
2. 軽い重量でも高い効果が得られる
正しいフォームを維持することで、軽い重量でも強い刺激を得ることが可能です。これにより、筋肉への負荷は高く、関節への負担は少なくなるため、ケガのリスクも大幅に減少します。
初心者や女性、高齢者でも安心して取り組めるのが、この「フォーム重視」の筋トレです。
トレーニング日記で見える化する「気づき」の習慣化
筋トレを習慣化し、継続的な成長を目指すなら、「トレーニング日記」を活用することを強くおすすめします。トレーニング日記は、ただの記録ではなく、自分の成長や課題に気づくための強力なツールです。
1. 記録することで「成長の可視化」
日々のトレーニング内容を記録することで、自分の成長過程を見える化できます。具体的には以下の項目を記録しましょう。
- 日付とトレーニング内容: 例)ベンチプレス 60kg × 8回 × 3セット
- 使用した重量と回数: 先週よりも1kgアップ、1回多くできたなどの変化が確認可能
- 体調や気分: 疲労度、モチベーションの波も分析できる
- 気づきや反省点: 今日はフォームが崩れやすかった、集中力が欠けた、など
このように細かく記録することで、「成長している実感」が得られ、モチベーション維持にも役立ちます。
2. 振り返りが「改善ポイント」を教えてくれる
トレーニング日記の本当の価値は、「振り返り」にあります。過去の記録を見返すことで、自分の課題や改善点に気づくことができます。
- 成果が停滞している場合: 重量や回数の変化、トレーニング頻度を確認して課題を特定
- 体調不良が続く場合: 食事や睡眠、ストレスの変化を分析
- フォームの崩れ: 疲労度やウォーミングアップの不足を発見できることも
この「気づき」をもとに次のトレーニングメニューを調整することで、効率的な成長サイクルを作ることができます。
3. 継続のモチベーション維持にも効果的
トレーニング日記は、継続するためのモチベーション維持ツールとしても優秀です。
- 過去の自分と比較して成長を実感できる
- 「ここまで頑張ってきた!」という自信につながる
- 目標達成への進捗が明確になる
もしモチベーションが下がったときは、1ヶ月前、3ヶ月前の記録を見返してみましょう。確実に成長している自分がいるはずです。
挫折しないためのメンタルと習慣化のポイント
筋トレを継続するうえで最大の敵は、「やる気が出ない日」や「モチベーションの低下」です。しかし、筋トレで成果を出している人は、常にモチベーションが高いわけではありません。重要なのは、「やる気がない日でも続けられる仕組み」を作ることです。
モチベーションに頼らない「内的動機づけ」の育て方
筋トレを習慣化するうえで、多くの人が依存してしまうのが「モチベーション」です。しかし、モチベーションは波があり、頼りすぎると挫折の原因になりがち。そこで必要なのが、「内的動機づけ(Intrinsic Motivation)」です。
1. 内的動機づけとは?
内的動機づけとは、「誰かに言われたから」ではなく、「自分が本当にやりたいから行動する」という気持ちです。例えば…
- 「筋トレが楽しいから続けたい」
- 「健康的な体でいることが心地いい」
- 「自分の成長を実感するのが好き」
このような感情が芽生えると、モチベーションの波に左右されず、自然と継続できるようになります。
2. 内的動機づけを育てる方法
① 小さな成功体験を重ねる
「できた!」という達成感は、自信と内的モチベーションを強化します。最初は簡単な目標をクリアすることで、少しずつ自己肯定感を育てましょう。
② 自分なりの意味づけを見つける
「なぜ筋トレをするのか?」を深掘りすることで、行動の意味が明確になります。例えば、「健康のため」ではなく「子供と元気に遊び続けたいから」など、自分だけの目的を見つけることが大切です。
③ 成長を記録して「可視化」する
トレーニング日記やアプリで、成長過程を見える化するのも効果的です。「少しずつでも成長している」という実感が、内的モチベーションの源になります。
3. 外的動機づけとのバランスも大切
外的動機(ご褒美や他人の評価)も短期的なモチベーション維持には有効です。しかし、最終的には内的動機づけを育てることで、長期的な習慣化が実現します。
- 短期:外的動機づけ(目標達成、報酬など)
- 長期:内的動機づけ(成長実感、自己満足)
このバランスを意識することで、筋トレを「やらなきゃ」から「やりたい!」へと変えていきましょう。
停滞期を乗り越える!自己分析で成長を実感する方法
筋トレを続けていると必ず訪れるのが、「停滞期」です。どれだけ努力しても成果が出ないと感じる時期は、モチベーションの低下や挫折の原因になりやすいものです。しかし、この停滞期こそが本当の成長のチャンス。「自己分析」を通じて、停滞を突破しましょう。
1. 停滞期は「成長の前触れ」
筋肉は常に右肩上がりで成長するわけではありません。筋肥大やダイエットの進捗は「停滞期」を挟んで成長するのが自然な流れです。
- 停滞期の原因:
- 体が今のトレーニングに慣れてしまった
- 食事や栄養バランスの偏り
- 睡眠不足やストレスによる回復不足
停滞期は、「ここからもう一段階上に成長するためのサイン」と捉えることが重要です。
2. 自己分析のポイント
停滞期を乗り越えるためには、闇雲に努力を増やすのではなく、冷静な自己分析が必要です。
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トレーニングの見直し:
- 同じメニューばかりになっていないか?
- 負荷や回数は適切か?
- フォームが崩れていないか?
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食事と栄養の確認:
- 十分なタンパク質を摂取できているか?
- カロリー過多または不足していないか?
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休養と回復の質:
- 睡眠時間は足りているか?
- ストレスが溜まっていないか?
3. 小さな「変化」を意識してモチベーション維持
停滞期は数字だけに囚われず、「小さな変化」に気づくことが大切です。
- 以前より重い重量をコントロールできるようになった
- フォームが安定してきた
- 疲れにくくなった、回復が早くなった
こうした細かい成長を実感することで、モチベーションを維持しやすくなります。
4. 停滞期は「刺激の変化」で突破する
最後に、停滞期を乗り越えるための実践的な方法を紹介します。
- トレーニングメニューの変更: 種目や順番、負荷を変えることで新たな刺激を与える
- デロード期間: 一時的にトレーニング量や強度を下げ、回復期間を設ける
- メンタルチェンジ: 新しい目標設定やチャレンジを追加して気分をリフレッシュ
停滞期は成長のチャンス。自己分析を通じて課題を見つけ、冷静に行動することで、さらに一段階上の自分に出会えるはずです!!
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